まわりの人たちをサポートしているあなたへ
「食物繊維をとりましょう」って、よく聞きますよね
でも、「なんとなく、からだに良さそう」くらいで、実は詳しく知らない…という方も多いのではないでしょうか?
実はこの食物繊維、健康的な食生活を送るうえで、かなり頼れる存在なんです
食物繊維って、どんな栄養?
食物繊維は、野菜・果物・豆類・穀類などに多く含まれています
人の体では消化されにくく、エネルギーにはなりません
しかし、それこそが私たちの体にとってうれしい働きをしてくれます
食物繊維には大きく分けて水溶性食物繊維と脂溶性食物繊維の2つがあります
- 水溶性食物繊維:水に溶けて、腸の中でジェル状になり、糖や脂質の吸収をゆるやかにしてくれます
- 不溶性食物繊維:水に溶けにくく、便のカサを増やして腸の動きを活発にします
それぞれ働きは違いますが、どちらもとても大事
バランスよくとりたいですね
食物繊維のうれしい効果、いろいろ
では、具体的にどんな良いことがあるのでしょうか?
①お通じの改善
まず代表的なのが「便秘予防」です
水溶性食物繊維はお通じに適度な水分を保ちやわらかくするサポート、不溶性食物繊維は便の量を増やして腸を刺激してくれます
毎朝すっきりできると、気分も軽くなりますよね
② 血糖値の上昇をゆるやかに
水溶性食物繊維は、糖の吸収をゆっくりにしてくれるため、食後の血糖値の急上昇を防いでくれます
これは糖尿病の予防や管理にも役立ちます
③ コレステロールの低下
水溶性の食物繊維は、体内の余分なコレステロールをからめ取って排出する手助けをしてくれます
動脈硬化や心臓病の予防の一助にもなります
④ 腸内環境をととのえる
最近よく聞く「腸活」にも、食物繊維は欠かせません
腸の中の善玉菌のエサになることで、腸内環境をととのえ、免疫力アップや肌の調子にもつながっていきます
食物繊維をとるには?
1日にとりたい食物繊維の目標量は、女性で18g以上、男性で21g以上(※18~64歳の場合)とされています
でも、実際には多くの人が不足気味、ちょっと意識してみましょう
たとえば…
- 朝食に雑穀ごはんや全粒パンを選ぶ
- 1日1回果物をとり入れる
- 食事の野菜料理はあと1品多めに
- 納豆、きのこ、海藻類もおすすめ
少しの工夫で、無理なくとり入れることができます
食物繊維は、私たちの体を内側から整えてくれる、やさしいサポーター
ダイエットや肌荒れ、便秘が気になるとき、ぜひ「食物繊維とれてるかな?」とチェックしてみてくださいね
あしたのごはんに、ちょっとだけ意識をプラス
そんな小さな一歩が、健康的な食生活への一歩になりますように
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